![](https://www.cycling.yokohama/wp-content/uploads/oshiri003-1.png)
ロングライドしてるとお尻が痛くなります。
どうすれば良いんでしょうか?
ネットで検索すると「パッド付きのサイクルショーツを買おう」とか「プロショップでポジションを見てもらおう」とか、そんな記事が目に付きます。
でも、サイクリングって、そこまでしないと楽しめないんでしょうか?
ということで、ここではあえて反論を試みてみます。サイクルショーツは不要!!プロショップのフィッティングも不要!!みんな目を覚まして!!!
対策1
サドルをコンフォートタイプに変える
オススメ度★★★★★★★★★★
購入時の純正サドルって、なんであんな硬いんでしょうね。そんな硬いサドルに我慢して慣れる必要はありません。コンフォートタイプの柔らかサドルに買い換えましょう。
私が使っているのは、
これ(¥1,380)とか、
これ(¥2,480)です。
安い!!
でも効果抜群!!
え?かっこわるい?チャリダーの格好なんて誰も気にしません!
お尻に優しいのが一番!!!
対策2
肉じゃなくて骨で座る
オススメ度★★★★★★★★★☆
ママチャリはサドルにドカッと座ります。お尻の肉でベタァっと座るイメージです。
スポーツチャリは坐骨で座ります。坐骨のトンガリをサドルに当てます。
![](https://www.cycling.yokohama/wp-content/uploads/oshiri001.png)
点で体重を支えるイメージですね。
そうするとなぜか痛くならない!不思議!
そして、ときどきトンガリの位置を変えたり、角度を変えたりして、姿勢を微妙に変えながら走ると、更にGoodです。ずーっと同じ姿勢だと、凝り固まって痛みが生じます。
対策3
体重を分散させる
オススメ度★★★★★★★☆☆☆
体重を、尻・足・手に分散させます。こうするとお尻が楽になります。
![](https://www.cycling.yokohama/wp-content/uploads/oshiri002-1.png)
ただ、今度は手が痛くなってきます。なのでジェルパッド付きの手袋とエルゴングリップが必要になってきます。
体重の分散具合は、ずーっと同じだと凝り固まって痛みが生じますので、ときどき微妙に姿勢を変えながら走るのがコツです。
「体重は体幹で支え、手はハンドルに添えるだけ」的な話もよく見かけますが、「ロングライド中はそういうときもあるかもね」くらいに思っておけばOKです。
対策4
ときどき休憩してお尻を休ませる
オススメ度★★★★★★★★★★
お尻の痛みは、少し休むと嘘みたいに回復します。一番のチャンスは信号待ちです。赤信号の間は、半ケツずらしたり、サドルから降りて、お尻を休ませましょう。
河川敷サイクリングロードなど、信号無しで延々と走れるコースは、気分は良いですが、お尻には過酷です。お尻が痛い人は、河川敷を走らないのも手ですね。
対策5
慣れるまで走る
オススメ度★★★★★★★☆☆☆
慣れも必要ですね。私の場合、乗り始めの数ヶ月は、苦痛なほど痛くなりましたが、慣れてくると、痛くなる頻度が減り、痛さも我慢できる程度になりました。
慣れてくるとわかるのですが、スポーツバイクはそもそも姿勢が不自然ですので、ロングライドしてると、どこかに痛みが生じるのは避けられません。なので、
- 痛みを分散する
- 痛みを抑制する
- 痛みに強くなる
といった対処法しかないのが実情で、痛みの完全消滅は無理なんですよね。タハーw
対策5
サドルカバーを使う
オススメ度★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
乗りはじめの頃、あまりにお尻が痛かったので、サドルカバーを試したことがあります。サドルカバーの内側にタオルを入れてクッション性を高めてたのですが、乗ってるうちにタオルがずれたりして、なかなかうまくいかなかったですね。試行錯誤するうちに、今度はお尻が慣れて、サドルカバーは使わなくなりました。今思うと不要な買物でしたね。
対策6
サイクルショーツ
オススメ度★★★☆☆☆☆☆☆☆
これを推奨する記事が、本当に多いです。
でもよく考えてみてください。
サイクルショーツのパッドの厚みは、せいぜい10mm程度。一方、コンフォートサドルのクッション材の厚みは20~30mm程度です。また、サイクリングする前に、いちいちパンツをこれに履き替える面倒くささも気になります。まずはサドルを買い替えて、それでもお尻が痛いなら、買うのもアリかなぁ、って程度ですね。
対策7
プロショップでフィッティングしてもらう
オススメ度★★★☆☆☆☆☆☆☆
お尻の痛みに対して、二通りのスタンスが考えられます。
- 動的対処法
ライド中はときどき姿勢を微妙に変え、痛みを抑制・分散させる - 静的対処法
正しい姿勢で乗れば痛みは発生しない。正しい姿勢であれば同じ姿勢をキープできる。
前者が正解で、後者はありえません。
お金と時間がある人は、プロショップでミリ単位のフィッティングをしてもらうのも良いかもですが、過大な効果は期待できません。仮にベストポジションが見つかったとしても、その姿勢をキープすれば体が凝り固まり、痛みが発生するからです。
それでも「セッティング気になるなぁ」という場合は、自転車屋さんにメンテしてもらうついでにサドルの高さやなんかを相談すれば十分です。まずは常識的なセッティングにしてもらって、あとは乗りながら自分で微調整して、次回のメンテでまた相談して…、で十分です。人体の構造なんて、似たりよったりですものね。
対策8
サスペンションシートポスト
オススメ度??????????
へー! 世の中にはこういうものがあるんですね。なんだかとっても良さそうです。結構お高いですが、すごく良さそう。約4万かぁ。うーん、見なかったことに…😂
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お尻の痛みは、★多めの方法を試してみましょう。それでだいたい解決します。
(おしまい)